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こんにちは。リフレの行田です。
本日は寝違えた時の対処法について書いていきます。
寝違えの大部分は睡眠中、不自然な姿勢で居たことにより、
首の関節やまわりの組織、筋肉に負荷がかかって炎症を起こしているものとされています。
中には不自然な姿勢により直接神経に負荷がかかり寝違えを起こすケースもあります。
寝違えやすい人の特徴として圧倒的に多いのは首のアーチが減少しています。
首のアーチの減少があると、首から出てくる神経の通りが悪くなったり、
首のバランスを保とうと周りの筋肉の緊張も強くなります。
慢性的にそのような状態にあると、ちょっとした負荷でも寝違えることがあります。
首から出る神経は腕や手先、肩甲骨周辺に伸びていきます。
寝違えると肩甲骨や背中の痛みも出てくることが多いですし、
手が痺れるということもあります。
何故、首のアーチは減少するのでしょうか。
首以外の骨の歪みが無く、首のアーチだけが減少している人はまず居ないです。
首は背骨の一部です。
その背骨は骨盤から繋がっています。
骨盤は背骨の土台の部分ですので、その骨盤の歪みから連動して首のアーチの減少を起こしていることが多いです。
必ずしも全員がそうではないですが、このパターンが多いです。
手を使う事が多い方は手首や肘などの関節、その周りの筋肉の固さから影響を受けることもあります。
骨盤のセルフケアとして1番適しているのは、ウォーキングです。
何も荷物を持たない状態で、少し早歩きのペースで40分間歩きます。
毎日できることに越したことは無いですが、休日だけ行ってみる等、
自分ができると思う頻度から始めてもらえると良いと思います。
首のアーチが減少すると、周りの筋肉の緊張がある為、筋肉に負担が少なくなる、
柔かめの枕を使うと楽な方が多いです。
ですが、柔かい枕だと骨を上手く支えられないので、一時的に楽な感じがしても、
その後状態が悪化して合わなくなることが多いです。
頭部と首の部分を支えてくれる枕があり、その様な枕を使って頂くことにより、
首の負担は和らぎ改善に向かいやすくなります。
普段の生活の中で、気をつけていても、疲労や睡眠が不足したり、ストレスがかかったりして寝違いやすい環境になることはあります。
そして、いざ寝違えてしまい、首がほとんど動かせない、少し動いただけでも痛みが響くというときに、ウォーキングをするのは酷ですしそれどころではないですよね。
対処法としては、まずは氷水で冷やしてください。
強い痛みが出ている場合は、首の関節や組織、筋肉等に炎症を起こしていることが多いです。
氷で冷やすことにより、痛みが少し和らぐことがあります。
冷やす時間は10分から15分くらいを目処に1日1~3回行えると良いですよ。
冷やす場所は首のつけねのところです。
ここは『大椎(だいつい)』というツボがあります。
この大椎は、余分な熱を発散してくれるツボです。特に上半身の余分な熱を発散してくれます。
氷水で冷やすのに加えてツボの効果も合交じり、効果的です。
炎症反応は、安静にし続けた状態で3日間かかると言われています。
動かしてしまうともっと期間がかかります。
炎症反応が出ているうちは、氷水で冷やすようにしてくださいね。
次に鍼灸施術でも使うツボを紹介させて頂きます。
まずは、『落枕』というツボです。
落枕は中国語で、日本語に直すと寝違えという意味です。
寝違えに効果的なので落枕というツボの名前がつけられています。
場所は手の人差し指と中指の付け根から親指1本半分手首側に行ったところにあります。
そこをグーっと押えて15秒程待ちます。
反対側の手の落枕にも同じようにグーっと押えます。
それを3回ずつ行ってみてください。
次は状態別のツボをお伝えしますね。
首を左右に向けるのが辛い場合、『曲池(きょくち)』というツボを押さえます。
場所は肘の所にあり、肘を曲げて出来るしわの最後の部分の所にあります。
同じように曲池に刺激を入れます。
首を上下に動かすのが辛い場合、『小海(しょうかい)』というツボを押さえます。
場所は肘の所にあり肘の骨と骨との間にあります。
ぶつけるとジーンと痺れる場所の所です。
ここも同様の刺激を入れます。
ツボを刺激して痛みが和らいだり、首を動かしやすくなったとしても、
決して無理に動かそうとしないでくださいね。
それにより状態が悪化することはよくあります。
上記のような処置を行ってもらい、なるべく早めに施術を受けて頂くことが、
最良だと感じます。
そのままにしておくと、慢性的に寝違えやすくなったり、痺れが出てきたりすることもあります。
寝違えやすい方や、寝違えまでいかなくても首が痛くなりやすい方は、
品川駅港南口にあるリフレ鍼灸整骨院に一度ご相談下さい。
2019.6.6