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皆さんこんにちは!リフレ鍼灸整骨院の藤田です!!
今回は腸の特異免疫系と腸に良い食べ物について簡単にまとめさせていただきます!!
前回は腸のバリアーについてまとめているので良ければこちらもどうぞ!
さて、今回なんですが最近はコロナ騒動で大変な中免疫上げなきゃ!と思う方が多いと思うのですが、そんな免疫系について腸がとても大事だということを理解して頂きたいと思い、今回のブログを作りました!!
まず基本的に免疫と言えば、体内に入って来た異物(毒素、病原菌、ウィルスなど)に対しての体の防御反応の一連の流れを総称して免疫と言います。
まず、腸にはパイエル板と呼ばれるものがあります。このパイエル板にはM細胞という細胞が存在しています。このM細胞は長らくなぜ存在しているのか不明なままでしたが近年の研究で作用が解明されてきました。
腸には食べ物などからの沢山の細菌やウィルスなどが入ってくる為、充分に免疫系が働かないと人は生きていけません。
流れをわかりやすくまとめていきます。
①M細胞という細胞の中にはGP2というたんぱくがあります。このGP2たんぱくが腸の中に入ってきた細菌と結合します。
結合した後に樹状細胞という細胞に運んで情報を伝達していきます(抗原提示)
※GP2というたんぱくはM細胞の至る所に存在していて、このたんぱくが腸管の中を常に監視しているようなイメージ
M細胞中のGP2たんぱくが重要であり、そのためにM細胞が重要だと近年の研究で明らかになりました!
↓
②樹状細胞が情報(抗原)を受け取り、分解していきます。分解した情報の一部をT細胞という細胞に伝えます(抗原提示)
↓
③T細胞は活性化をして、今度はB細胞という細胞に指令を出します
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④B細胞はT細胞によって様々な細菌などに対抗する形に変身していきます(分化促進)。
その後、IgA抗体という抗体を作ります。
※このIgA抗体がとっても大事!!!!!!!
IgA抗体は腸管などを含めた身体の粘膜の部分の保護をする免疫機能だと考えてください。
口や鼻など飛沫感染を起こす可能性のある部分を守る為にも重要な役割を担っています。
↓
⑤IgA抗体はその後腸管の中に分泌され、細菌の体外への排出・腸管内の監視を行います。
このような流れで腸内は細菌やウィルスから体を守っています!!
そしてこの腸内の免疫系を高めていく為に大事な栄養素について簡単にまとめていきます!
ビタミンA
→豚レバー、鶏レバー、ウナギ、バター、鶏卵などの動物性食品
※妊娠されている方が摂取しすぎると赤ちゃんの奇形発生のリスクが高まるので注意
ビタミンB9(葉酸)
→きのこ、枝豆、生の干しシイタケ、海藻類(海苔がオススメ)、きなこなどの豆類
ビタミンAからの派生するレチイノン酸は腸管内における制御性T細胞の発生の補助をしています。また、ビタミンB9(葉酸)の欠乏によっても制御性T細胞が減少します。
このT細胞が減少すると、炎症性疾患が増悪していきます。テレビのニュースなどで基礎疾患のある方だとコロナウィルスでの死亡率が高まると周知されていると思います。炎症性の疾患の悪化を未然に防ぎましょう!
※制御性T細胞とは・・・T細胞は免疫系の司令塔として重要な役割を担っていますが、過剰な反応を示した場合自らの身体を破壊してしまうことがあります。そんなT細胞の過剰反応が起きないようにT細胞の働きを監視し、抑制するT細胞のこと
→スポーツに例えると、ゲームキャプテンがT細胞でチームの監督が制御性T細胞といった感じです!
最近の研究では、腸内細菌が食物繊維を発酵して産生する短鎖脂肪酸が免疫系や代謝系に影響を及ぼしているため、食物繊維を摂ることも推奨されています!
酪酸
→ぬか漬けに多く含まれる
酪酸は先ほども出てきた制御性T細胞の発生を誘導することで、炎症を抑える作用やアレルギーを抑える作用があります
オメガ3脂肪酸(aリノレン酸)
→エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)へと変換される重要なもの
このオメガ3脂肪酸は体内で合成することが出来ないため食事などで摂取する必要があります。えごま油とアマニ油に含まれています。免疫系には必要不可欠なものなので優先して摂ることを推奨します。
※これらの油を使用する場合は熱加工をせずにドレッシングなどで使用すると良いです!!
このように食物やビタミンなどの栄養素と腸は密接に関わり免疫系に置いて重要となります。
また、自分たちの施術により免疫系に関わる骨のズレを矯正していくことも重要です!!
以前のブログも載せておきます!!
今回のブログを参考にしてコロナウィルスに負けない免疫を作っていきましょう!!
施術により免疫力を高めていきたい方はリフレ鍼灸整骨院までご連絡ください!!
2020.4.25