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梅雨の季節の影響とその対策

こんにちは。リフレ鍼灸整骨院の行田です。

 

以前にも書いたのですが、梅雨の季節の影響とその対策について書いていきます。

 

この1~2週間で梅雨の季節の影響を受けて不調が出ている方が増えています。

 

梅雨の季節は低気圧の影響で湿度も高くなっていますよね。

 

東洋医学ではこの湿度による悪い影響をもたらすものを“湿邪”と呼んでいます。

 

この湿邪の性質が、粘着質、重い、関節に溜まる、消化機能を落とす等です。

 

この季節は消化器の働きが活発になるのですが、元々消化器の調子が悪い方は疲れが出やすくなります。
これも湿邪によるものが大きいです。

 

この消化器の疲れが出ると、食欲は落ちたり、便は下痢気味になったり便秘になったり、倦怠感が強く出たりします。
梅雨の時期も半分過ぎた今の時期に倦怠感が強く出ているのであれば、消化器の疲労が蓄積されている可能性が高いです。

 

先週あたりから倦怠感が強く出ている方が増えています。

 

こういう時は、消化器になるべく負担をかけないことが大切です。
暑くなってきて冷たい物を摂りたくなりますが、冷たいものは控えて頂き、
常温の物、もしくは温かいものを積極的に摂るようにしてください。

 

生もの、揚げ物、香辛料等の刺激物、甘い物もなるべく控えてください。
特に甘いものは皆さんが思っている以上に負担をかけます。

 

湿邪が身体に侵入すると、先ほどの消化器に影響を与える他に、
関節に不調を起こしやすくなります。

 

湿邪の性質が粘着質で重いというのもあり、関節が重痛いとか、重だるい状態になります。

関節の動きも悪くなる為、この状態が続くと寝違え、ギックリ腰になることもあります。

この季節に痛めたものは早めに対処しないと慢性化しやすい傾向にもあります。

 

この粘着質な性質なので、身体の氣(エネルギー)、水分、血液の流れも悪くしてしまう傾向にあります。

 

湿邪により水分の流れが最初に阻害されます。
ですので、この時期は凄くむくみやすいです。

 

また、水分の流れが悪くなりと筋肉の固さも出てきます。
肩こりもひどくなります。
筋肉が固くなって起きる緊張型頭痛も起こしやすくなります。
頭を締め付けるような痛みが起きます。

 

この緊張型の頭痛がこの1~2週間で出ている方も居ます。

 

水分の滞りが起きると、次第に氣の滞りも起きてきます。
この氣の流れがスムーズでないと、イライラしやすくなったり、寝つきが悪くなったりします。
氣の流れが悪い状態は自律神経が乱れている状態と理解して頂いて良いと思います。
脈打つような痛みがある片頭痛も気の流れが悪くなることにより起こります。

 

湿邪により、緊張型頭痛から始まり、次第に片頭痛のような脈打つ痛みも合併することがあります。

 

氣の流れが悪くなると血流も悪くなります。
血流が悪くなっている状態を東洋医学では“於血(おけつ)”と言います。
この於血の痛みの種類としては、痛みの場所がはっきりしている固定痛でズキっと刺すような痛みです。

 

動くたびにズキっと痛む頭痛は於血によるものが多いです。
腰や首にあてはめても同じような現象が起きます。

 

思い当たる症状が出ていましたら、我慢せずに一度ご相談ください。

 

湿邪の対策として、適度に汗をかくようにしてください。
湯船で半身浴をして汗をかく。
適度に身体を動かして汗をかく。
等です。

 

むくみが出ていると水分を摂らない方がいますが、余計にむくみます。
水分はこまめにしっかりと摂ることにより、余分な水分がちゃんと出ていきます。

 

湿邪対策の食材は、
あさり、しじみ、青魚、バナナ、根菜、海藻、きのこ、玄米等など。

 

主食は雑穀入りのご飯にして、野菜中心の食事にしてもらうと良いですよ。
味付けはなるべく薄めにすると効果的です。

 

ツボは足首の中央にある“解谿(かいけい)”と脛の内側にある“陰陵泉(いんりょうせん)”がオススメです。

 

解谿

 

 

 

陰陵泉

脛骨と呼ばれる骨の内側にあります。

黒い線で書いたとことを下から上に辿っていくと行き止まりになります。

そこに陰陵泉があります。押すと痛いです。

 

 

 

 

15秒くらいグーっと押してみてください。
それを2~3セット行ってください。

この時期はなるべく毎日このツボに刺激をいれて頂けると良いですよ。
是非試してみてください。

その他ご質問がございましたら品川駅港南口にあるリフレ鍼灸整骨院に気軽にお問い合わせください。

2019.7.6

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