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こんにちは。リフレ鍼灸整骨院の行田です。
今回は東洋医学からみた月経前症候群(PMS)について書いていきます。
PMSとは月経前3日から10日の間続く精神的あるいは身体的症状で月経発来とともに減退ないし消失するものと定義されています。
PMSは腸との関連も近年注目されています。
詳しくは下記のブログを是非読んでみて下さい。
〇東洋医学からみた月経
東洋医学では、月経周期に関わってくる五臓は、脾と肝と腎です。
また物質でいうと、
氣、血、精です。
氣は活動エネルギー、血は栄養物質、精は生命エネルギーみたいなイメージです。
①月経時
妊娠がされなかった場合は、子宮自身の作用により血を排出しようと働き始めます。
肝の気や血を調整する機能がそれを助けて、脾や腎の血を漏れでないようにする作用を上回ることにより月経が起こります。
②子宮内膜が増殖する時期(約7日間)
月経後、血を子宮に届ける為に脾は血を生成し、肝は貯蔵していた血を送り、腎は精を血へと変化させて子宮に届けます。
この時期は低温期にあたります。
③排卵~着床(約7日間)
この時期は血よりも気が子宮内に充実していて、その気の作用により排卵が起こります。
この気は肝が調整しています。
また精は血ではなく、気に変化されます。
気が充満していることにより高温期へと入っていきます。
④受精卵の育成(約7日間)
受精卵は胎児へと成長していくために気、血、精が多量に子宮に注がれます。
〇PMS症状は高温期に起きている
月経前3日から10日の期間はちょうど高温期です。
女性ホルモンの分泌が高まっている時期です。
東洋医学では氣が子宮内に氣が集まっている時期です。
氣は活動エネルギーの為、上手く循環しないと熱を発生させます。
その氣をコントロールしているのが五臓の“肝”です。
肝が上手く働かないと氣は暴走し、様々な症状を起こします。
・氣が停滞する
氣が上手く循環せずに停滞すると、乳房やお腹の張り・緊張感・抑うつ・不安感・便秘・食欲減退などを起こします。
・氣が上昇する
基本的に熱は上昇する性質があります。
氣が熱と化し頭部に上がると、イライラ・頭痛などを起こします。
・氣の暴走が消化器に影響する
肝の制御が効かなくなった氣は胃や腸などの消化器に影響を及ぼすことが多々あります。
影響を受けた消化器は動きが悪くなったり、炎症を起こしたりします。
それにより便秘・下痢・腹痛・食欲亢進・昼間の眠気などを起こします。
肝は精神ストレスの影響を受けやすい五臓です。
それ故、環境による影響も強くPMS症状の強弱にも反映される傾向にあります。
〇氣が停滞するのは肝の不調だけじゃない
氣をコントロールするのは肝の役割ですが、氣が滞る原因は他にもあります。
①水分循環の悪さ
体内の水分は氣により全身に送り届けられると東洋医学では考えます。
水分循環の悪さが続くと次第に氣も滞っていきます。
水分の循環を悪くする要因として多いのは食べ過ぎです。
食べる量が多かったり、脂っこいもの・味の濃いものをよく摂取していると体内の水分循環は悪くなります。
➁氣の量自体が少ない
氣は活動エネルギーです。
その活動エネルギー自体が少ないと氣の流れは悪くなり滞りを起こします。
元々虚弱体質によるものもありますが、過労・寝不足・過度な運動などにより氣を過度に消耗していて起こることもあります。
〇運動、食事、睡眠
上記の内容からも運動、食事、睡眠の大切さがわかると思います。
・適度に運動を行いストレスを溜め込まないようにする。
・食事は適度の量をバランスよく食べる。
・睡眠時間を確保し体の回復を行う。
王道で誰もがわかっていることですが、中々できない内容ですよね。
ポイントはできると思う内容から取り組むことです。
最初からすべて取り入れることは誰もできません。
少しずつ、自分のペースで体質改善を行っていきましょう。
☆当院では、患者様一人一人に合わせたオーダーメイドの治療をしています。
「痛みが取れたら終わり」ではなく、メンテナンスや更なる私生活を快適に過ごせるようにサポートさせていただきます!
☆お身体に不調、お悩みがある方はぜひ一度リフレ鍼灸整骨院へ足を運んでみてください!
一緒に健康な身体を作り、健康寿命を伸ばしていきましょう!!
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2023.1.12