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こんにちは。リフレ鍼灸整骨院の行田です。
月経のある女性の約80%の方が生理前に何かしらの不調を感じられています。
その中でも特に症状が強く出ている方は6%程と言われています。
特に症状が強く出ている状態が月経前症候群(PMS)です。
〇月経前症候群(PMS)とは
月経前症候群とは“月経前3日~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で月経発来とともに減退ないし消失するもの”と定義されています。
身体症状は頭痛、腰痛、乳房の痛みや張り感、お腹の張り、下腹部痛、便秘、下痢、
食欲減退・亢進等の症状がみられます。
精神症状はイライラ、不安、緊張感、抑うつ、集中力低下、疲労感、昼間の眠気等の
症状がみられます。
上記の症状以外にも様々な症状がみられます。
〇月経前症候群(PMS)の原因
この月経前症候群の原因はまだ解明されていません。
その為、色々な説があり一つは「セロトニン説」です。
セロトニンは脳内で働く神経の伝達物質です。
このセロトニンが正常に分泌されていることにより、精神は安定し感情をコントロールすことができます。
月経前症候群の方にセロトニンの分泌を促す薬を投与すると症状が改善されることから
セロトニンとの関係が深いとされています。
セロトニンと同様に神経伝達物質であるGABAも関係があるのではないかと言われています。
GABAは神経の伝脳の興奮を抑える作用があり、PMS症状が出ている方は分泌量が少なくなっているデータがあります。
また近年では腸内環境との関連性にも注目されています。
腸は迷走神経という神経を介して脳と互いに連絡していたり、腸単体での生理活動も行ったりします。
その為、腸は「第2の脳」とも呼ばれています。
脳内で働く神経伝達物質は脳内で生成されるので、腸内で生成される神経伝達物質とは別物なのですが、
腸内環境が悪いと脳内で作る為の栄養素が上手く消化吸収できずに結果、神経伝達物質の不足が起きるのではないかと考えられます。
実際に、月経前症候群の症状を持っている方は便秘や下痢、ガスの溜まりなどがあることが殆どです。
〇腸内環境を整えるには
腸内環境を整えるには、まず腸内環境を悪くする要因を知ることが大切です。
①間食に甘いものを沢山食べる。
自宅では砂糖の種類を甜菜糖などにして気をつかわれているけど、間食に甘いお菓子を食べるという方は少なくありません。
たまには甘いお菓子も食べても構いませんが毎日沢山食べていると腸内環境は確実に悪化していきます。
➁加工食品やスナック菓子をよく食べる。
加工食品やスナック菓子などは食品添加物が多く含まれています。
食品添加物は消化されにくく腸内環境を悪くする要因になります。
③油を使いまわす。
揚げ物などで使った油やその揚げ物自体は時間が経つと酸化していき、腸内環境を悪くする要因になりえます。
油は一度使いする、揚げ物はなるべく早く食べるようにするなどの工夫が必要です。
④乳製品を沢山食べる。
「腸内環境を良くするために乳製品を摂るようにしています」という方は多いと思います。
乳製品には乳糖が含まれており、日本人の3人に2人は乳糖が上手く消化できないと言われています。
また、子どもよりも大人の方が乳糖の消化能力は低いです。
善玉菌の摂取は味噌や納豆、酢などの発酵食品から摂取できるといいですよ。
⑤野菜を摂らない。
野菜の中でも特に根菜などに含まれる食物繊維は善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれます。
お米などの炭水化物にも食物繊維は含まれており、お茶碗一杯程のお米は摂取する方が良いです。
⑥20時以降に食事を摂っている。
消化が行われやすい時間は12時から20時です。
それ以外の時間に食事を摂っていると消化不良が起き、腸内環境を悪化させます。
これら以外にも腸内環境に影響を与えることがまだありますが、上記の内容を改善させるだけでもかなり腸内環境が変わってくる可能性があります。
それに加えて、施術やサプリを併用させることにより月経前症候群の改善率はぐんと上がってきます。
月経前症候群の症状に悩まされている方は勇気を出して品川駅港南口にあるリフレ鍼灸整骨院にご連絡ください。
2022.12.1