ブログ
HOME > ブログ
HOME > ブログ
こんにちは。リフレ鍼灸整骨院の行田です。
今回は日本人に不足している栄養素について書いていきます。
現代は昔と違って食も豊富に余っており、栄養不足のイメージがあまりないかと思います。
でも実は、現代の日本人の栄養状態は戦後の栄養状態と同じくらいと言われています。
その原因となっているのが1つはタンパク質不足です。
現代では、食生活の変化から高血糖、高脂質、低タンパク質になっているケースが多いです。
その要因としてファストフードやコンビニ食、外食による偏った食事が考えららます。
〇タンパク質
タンパク質は人体のほとんどの部分を作っています。
肌や筋肉などは勿論のこと食べ物の消化を助ける消化酵素や体のメカニズムを調節するホルモンなどもタンパク質で作られています。
その為、ストレスなどによってもストレスホルモンが分泌過剰になりタンパク質を消耗します。
・タンパク質の1日必要摂取量
体重1kgあたり1gが推奨されています。
体重50㎏の人であれば50gのタンパク質量を摂る必要があります。
妊娠中は1,5倍の75gのタンパク質量を摂る必要があります。
タンパク質量が多いと言われているささみでも100gあたり23gのタンパク質量なのでバランスよく食事をすることが大切なのがわかります。
日本人が特に不足している栄養素は他にも2つあり、1つが鉄です。
〇鉄
鉄はヘモグロビンの主成分として全身に酸素を運ぶ重要な役割があります。
鉄が不足すると、めまいや息切れ、頭痛、食欲不振などが起こります。
それ以外にも肩こりや腰痛などの体の痛みも出やすく、また治りにくい傾向にあります。
特に月経のある女性は不足している傾向にあり5人に1人は貧血といわれています。
日本の貧血の基準は海外の基準の10分の1の数値なので、海外から見るとさらに貧血の割合は増えます。
鉄は肝臓や骨髄、脾臓などにも貯蔵され、食事からの鉄が不足すると貯蔵分から利用されます。
その為、すぐには症状が出ないので注意が必要です。
鉄を多く含む食材はレバーをはじめ、がんもどき、干しひじきなども多く鉄を含みます。
鉄の体内の吸収率を高める為に、野菜やイモ類などのビタミンCを含む食材と一緒に摂取することがおすすめです。
日本人が特に不足している栄養素の最後の1つがカルシウムです。
〇カルシウム
カルシウムはミネラルの中で体内に一番多く含まれていて成人の場合は約1㎏あるといわれています。
歯や骨を作るのにとても重要なミネラルです。
歯や骨を作る以外にもカルシウムは、不安やイライラを抑える効果があり天然の精神安定剤といわれています。
カルシウムはえんどう豆や牛乳、チーズ、ケール、大根の葉、ししゃもなどに多く含まれています。
特に魚類はビタミンDを含みカルシウムの吸収率を高めます。
また、ビタミンDは1日15分ほどの日光浴でも皮膚の下で作り出すことができます。
近年は在宅での仕事も増え、外に一切出ない日もあるかと思いますが、1日15分だけでも太陽の光を浴びに外に出るのもいいですよね。
カルシウム不足に陥っている原因は食事からの摂取不足の面もありますが、大半はリンの多量摂取によるものが大きいです。
リンは歯や骨の形成に必要な成分ですが多量に摂取するとカルシウムの吸収を妨げてしまいます。
リンは肉や魚、豆類などのタンパク質に含まれており、基本的に不足することはありません。
そのような状態でリンを多く含む加工食品やインスタント食品、スナック菓子を摂取しすぎると過剰摂取になります。
普段の食事をインスタント食品に頼ってしまっているとカルシウム不足が加速していきます。
また、チーズや牛乳もリンを多く含む為、適度に摂取することが大切です。
体の痛みや不調を取っていく上でも食事は凄く大切です。
食事面からの改善も行っていきたいと考えられている方は品川駅港南口にあるリフレ鍼灸整骨院にご連絡ください。
2022.5.24