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こんにちは。リフレ鍼灸整骨院の行田です。
妊娠すると、妊娠前よりも栄養に対して関心や意識が高まりますよね。
出産後は生まれてきた赤ちゃんに必要な栄養を考えることが多くなります。
特に初めての妊娠や出産、子育てとなれば不安なことも多いかと思います。
なるべくわかりやすく書いていきますので是非参考にしていただけたら嬉しいです。
〇胎児に必要な栄養素
・葉酸
葉酸は脳や脊髄のもとになる神経管というものの発育に必須な栄養素です。
胎児の脳が作られるのは妊娠6週目頃です。
その為、妊娠の可能性を感じたら積極的に葉酸の摂取を行えると良いです。
葉酸を多く含む食材は、枝豆・ブロッコリー・アスパラガス・ほうれん草・オクラなどです。
・マグネシウムと鉄
マグネシウムはカルシウムと共に骨を作る成分でもあるので、そういった意味でも重要ですが、
マグネシウムと鉄は妊娠高血圧症候群や貧血の予防になります。
妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降に高血圧になる疾患で内臓器にも障害を伴うことがあります。
それにより死産や母体も危なくなることがあります。
妊娠中の貧血は胎児への発育不足や早産のようなリスクを伴います。
その為、妊娠中は通常よりマグネシウムと鉄を摂取することを推奨されています。
マグネシウムを多く含む食材は、青のり・わかめ・昆布類・ひじき・かぼちゃなどです。
鉄を多く含む食材は、レバー・めざし・牛肉・かつお・まぐろ・納豆・小松菜・ほうれん草などです。
特に妊娠中期から後期にかけては鉄の必要量が増えていきます。
分娩直後の母乳は免疫成分が豊富に含まれています。
特に5日~7日間の初乳には免疫の抗体である免疫グロブリンや細菌増殖を抑えたり、腸内環境を整えるラクトフェリンが多く含まれています。
授乳中は赤ちゃんの為にも辛い物や脂っこいものはなるべく控えたほう良いとされています。
魚やアマニ油などのオメガ3脂肪酸や亜鉛、ヨウ素、セレンなどを含む食材を摂取することが推奨されています。
亜鉛を含む食材は、牡蛎・豚レバー・牛肉赤身・卵などです。
ヨウ素を含む食材は、昆布・わかめ・焼きのり・たら・さんま・牡蛎などです。
セレンを含む食材は、マグロ・ワカサギ・イワシ・かつお節・ネギなどです。
〇乳児期の栄養素
生後5~6か月までの栄養源は母乳やミルクで、その後離乳食に移行していきます。
母乳はビタミンKの含有量が少ないので、妊娠中や授乳中の方はビタミンK を積極的に摂取していく必要があります。
ビタミンKを含む食材は、ブロッコリー・納豆・小松菜・ほうれん草・わかめなどです。
離乳食は、いくつかのチェック項目がクリアしていれば始める段階へ移ります。
□生後5~6か月
□首がしっかりすわっている
□体調や期限が良い
□支えると座れる
□人が食べているのを見ると身を乗り出したり口をモグモグ動かす
□スプーンを口に入れても舌で押し出さない
これらの項目が当てはまっていればいよいよ離乳食がスタートです。
最初はアレルギーの心配が少ない米がゆから始めることをお勧めします。
最初は1さじから始め、一日おきに1さじずつ量を増やしていけると良いですよ。
米がゆに慣れたら、野菜をプラスして、野菜にも慣れたら豆腐をプラスして少しずつ量を増やしていきます。
離乳食での注意点を3つ紹介します。
①刺身や生卵などの生ものは雑菌や寄生虫の恐れがあるので避けましょう。
また、はちみつもボツリヌス菌に感染する可能性があるので1歳まで避けます。
➁乳児期はアレルギーを発症しやすいので、アレルゲンとなる食物は一度に多量にあげたり、毎日あげるのは控えましょう。
卵、小麦、牛乳、大豆などはアレルゲンとなる可能性が高い食品です。
③塩分など味の濃いものは避けましょう。
子どもの味覚を感じる感覚器官は大人の3倍敏感といわれています。
味見をして大人が薄く感じていても、子どもにとってはしっかりと味付けがされています。
幼いころから濃い味付けに慣れてしまうと生活習慣病になるリスクを高めます。
ご存じの内容も多々あったかと思いますが、少しでも参考になるところがあると嬉しいです。
栄養面からも体を変えていきたいという方は品川駅港南口にあるリフレ鍼灸整骨院にご連絡ください。
2022.6.28