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こんにちは。リフレの行田です。
今回は春の季節の過ごし方について書いていきます。
春は立春から始まり、雨水(うすい)、啓蟄(けいちつ)、春分、清明、穀雨(こくう)、立夏までの3カ月を言います。
2019年の立春は2月4日で立夏は5月6日です。
春は自然界では冬の季節に眠っていた草木が芽を出したり、花を咲かせたりします。
私たちは自然界の一部として存在していますので例外なく季節の影響を受けます。
以前書かせていただいたように冬の季節は身体を回復させる期間で、
身体の機能は低下しています。
冬眠する動物も居ますよね。
その休めていた身体が春風を受けて動き出します。
春は血流や神経の流れが活発になるので、身体が動かしやすいです。
また、精神活動も活発になります。
それ故、精神の興奮状態を起こしやすくなる季節でもあります。
例えば、ちょっとしたことでイライラしやすくなったり、なんでかわからないけどイライラが止まらない…等。
言い換えるとストレスが身体に反映されやすい季節なのです。
精神の興奮状態が起きると消化器にも影響を与えて、胃もたれ・胃痛・食欲不振や
食べ物の過剰摂取等も起こることがあります。
〇東洋医学では春は肝の季節
東洋医学での肝の役割を簡潔に箇条書きにすると、
・新陳代謝を上げ、氣(エネルギー)や血の流れをスムーズに行うように働きます。
・氣の流れを整えるので、自律神経のバランスを整えます。
・安静時は血を肝に蓄えて、活動時に全身に血を送るように働きます
この肝の不調の出方は大きく分けて2タイプに分かれます。
・1つ目は、氣が停滞するタイプ
春は肝が活発に動き、氣の流れをスムーズにしてくれます。
その分、肝が疲れやすい季節でもあります。
それ故、ストレスが精神活動に影響が及ぶと、途端に氣の流れが停滞します。
お腹が張る、ガスが溜まる、肩こりが強くなる、のぼせ、頭痛、生理痛、気分が落ち込む等など。
元々上記のような症状がある方はその症状が強く出たりします。
また、炎症反応を起こしやすい季節でもあるので、アレルギー症状が強くなることも多いです。
花粉は1年中飛んでいますが、春の花粉アレルギーが特にひどいのは、こういった季節の影響も関係しています。
このタイプの対策としては、
適度に運動を行い、氣を発散しましょう。
また、朝起きた時に10回大きく深呼吸してから動き出すという習慣をつけてもらうことも効果的です。
オススメ食材は、かんきつ類やレバー、香り野菜(セロリ、三つ葉、春菊等)、いか、クコの実等など。
・2つめは血が不足するタイプ
春は氣と共に血も活発に巡ります。
元々貧血があったり、貧血気味であったりする場合は血の消耗に伴いさらに血不足になります。
それ故、痺れや筋肉がつっぱるような感覚が起きる、目が疲れやすくなる、生理が遅れる、不眠等など。
貧血の診断を受けていなくても、献血を断られたことがある方はこのタイプの不調が起きやすいです。
このタイプの対策としては、
過度な運動は避けて、充分な睡眠を取るように心がけましょう。
おススメ食材は、レバー、なつめ、クコの実、トマト、くろきくらげ、黒ゴマ、小松菜、ほうれんそう、牡蛎等など。
黒い食材や赤い食材は血を補う食材であることが多いです。
春は温かくて心地よいですが、不調が出ると強く出る季節でもあります。
ギックリ腰や首の寝違いなんかも、この季節の痛み方が一番ひどいです。
快適な生活を送る為にも、できそうなことから是非取り入れてみてください。
2019.1.18