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皆さんこんにちは!リフレ鍼灸整骨院の藤田です!
本日は関節がポキポキなる時の音(クラッキング)についてお話ししていこうかと思います!
そもそもあの音は何なのかというところからお話しをしていきます!
実のところ、クラッキングによる関節の音に関しては、科学的に完璧に立証されているものではありません。
様々な理論がある中で今一番有力とされている理論があります。
その理論というのが「キャビテーション理論」です。
この理論はどんなものなのかというところから説明させて頂きます。
そもそも関節というものは、骨と骨が関節包という袋のような物に覆われていて、関節腔という僅かな隙間があり、その隙間の部分には滑液と呼ばれる関節の潤滑油の役割を果たしてくれている液体が存在しています。
関節部分に負荷が加わると、関節腔の容積が増し負圧が生じる為、関節腔内が真空に近い状態になります。その関節腔を満たす滑液の圧力が変化し、圧力変化の際に生じた滑液の気泡が弾けることによってクラッキング音が鳴っているとされています。
一回指をポキポキ鳴らすと連続で鳴らせることが出来ないのは、気泡の生成におよそ20分ほどの時間がかかるとされているからです。
次にクラッキングの危険性と注意点についてお話をしていきます!
一日数回程度のクラッキングではそこまでの危険性は無いとされていますが、これが習慣化をしてくると様々な危険性が出てきます。
クラッキング音が鳴る際にできた空洞が消滅する際に関節自体に物凄い衝撃が加わります。これにより関節内部の損傷を起こします。この現象をエロージョンといいます。
エロージョンによる危険性として最も危険視されるのが首です。首は手や内臓などに繋がる様々な神経や血管が複雑に入り乱れています。首のエロージョンにより、ひどい場合には手足の痺れ等が出てきます。
具体的に首にどんなことが起こっているのかというと、椎骨の先端部分などが傷つけられてしまうことで、それを修復しようと、骨が増殖し、骨棘が発生してしまいます。それが神経を圧迫し、頚椎症性脊髄症などを発症してしまう場合も考えられます。
また、クラッキングを繰り返している内に、損傷を受けた軟骨を修復するために関節が肥大していきます。このため関節が太くなってきます。 このように、自分の関節をクラッキングするのはなるべく行うべきではないです。
クラッキングの危険性として、関節に悪いということは知りながらもそれが生活の癖になってしまう要因として、関節周囲のストレッチにより疲労物質が流される為に心地よさを感じる点が挙げられます。
関節内部は痛みが出ない為、クラッキングによる強い衝撃を受けても、ストレッチによる快感を強く感じてしまう可能性があります。このようにクラッキングは習慣化しやすいため注意が必要です。
関節に負担がかかる為、気付けば無意識にクラッキングをしている場合があるので注意が必要になります。
クラッキングのし過ぎや関節付近での痛みが強い場合は、骨の矯正が必要な可能性が高いのでお困りの際はぜひ品川駅港南口リフレ鍼灸整骨院にお越しください!!
2018.12.15