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喘息のメカニズムと対策

こんにちは。リフレの行田です。

 

今回は喘息について書いていきます。

 

喘息を持っている方は小児喘息で7%、成人喘息で4%で人口に表すと400万~500万人が罹患しているというデータがあります。

 

喘息の前兆である咳喘息も合わせると多くの方が悩まれている疾患です。

 

 

〇喘息とは

喘息とは空気の通り道である気道に炎症を起こすことで敏感になり、少しの刺激でも過剰な咳の反応を起こすことです。

 

気道は周りを粘膜と筋肉に覆われており、気道に炎症が起きると粘膜は水を含みながら腫れて、筋肉は収縮します。

 

それにより気道は狭くなり、空気の通りが阻害されるため、呼吸が苦しくなり、ゼーゼー、ヒューヒューと空気の擦れる音が鳴ります。

 

気道を覆う筋肉は副交感神経により収縮する為、夜間や朝方、リラックスしている時など、副交感神経が優位である状態の時に激しい咳が起こりやすくなります。

 

 

 

 

喘息にはアレルギー性喘息と非アレルギー性喘息に大きく分けられます。

 

アレルギー性喘息は幼少期からの発症が多く、春や秋の季節に悪化する傾向があります。

 

アレルギーを起こす過程でIgE抗体という免疫細胞が関わっており、これはアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎も同じである為、これらの疾患も併発していることがあります。

 

幼少期の喘息は呼吸器の未発達により起きやすく、大部分は成長と共に改善してく傾向にあります。

 

非アレルギー性喘息は成人後からの発症が多く、一年通して症状が強く出る傾向にあります。

 

喘息の症状は、息苦しさ・発作性の激しい咳・痰、呼吸時にゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴・運動後の息苦しさなどがあります。

 

 

〇喘息の原因

原因となるアレルゲンは、ダニ・ハウスダスト・カビ・花粉・動物の皮膚などがあります。

 

非アレルギー性喘息ではウイルス感染・大気汚染・喫煙・運動・気温の変化・ストレス・アルコールなどにより気道に炎症を起こします。

 

 

 

〇東洋医学から見た喘息

喘息に関わる五臓は「肺」と「腎」です。

 

浅い呼吸を肺が関わり、深く呼吸を行う際には腎が関わってくると考えています。

 

おへその下の丹田まで吸った空気を引き込んでくるのが腎の役割です。

 

肺や腎の弱さがあると呼吸は浅くあり、体内に留めておくことができずにそれが咳となって排出されます。

 

腎は“冷え”に弱い五臓です。

 

体が冷えていたり、過労などで体を酷使していると弱まります。

 

肺は❝乾燥❞に弱く、乾いた空気によりダメージを受けることが多いです。

 

 

〇喘息の対策

喘息の発作が強まると命に関わります。

 

症状が重い方は病院の先生の指導をきちんと守ることが大切です。

 

それ以外の対策として参考にしていただければと思います。

 

①アレルギー性はアレルギーを把握する

当然のことなのですが、なんのアレルギーにより出ているかがわかれば対策はかなりしやすくなります。

 

ダニやハウスダストであれば、布団のクリーナーをかけることや空気清浄機を常備するなどの対策が取れます。

 

面倒な作業ではありますが、効果が見込めるので是非やってみてください。

 

➁冷え対策する

体の冷えがあると東洋医学の観点では、喘息の症状を悪化させます。

 

季節問わずに入浴剤を入れて湯船につかったり、ウォーキングなどの適度な運動で代謝をあげることが必要です。

 

入浴剤はヨモギなどの薬草系がおススメです。

 

ウォーキングはストレス性の喘息に対しても効果的です。

 

歩く時間は長くても1時間にしましょう。

 

頑張りすぎると、体が疲労することやそれがスイッチとなり喘息が強く出ることがあります。

 

自分のペースで行ってくださいね。

 

 

③腸内環境を整える

小腸では免疫細胞が集まるリンパ節があり、小腸だけでなく喉や気管でも働き、免疫機能に大きく関わります。

 

免疫力を上げることにより風邪などの感染症から防ぎ、喘息のコントロール力が向上します。

 

乳酸菌などの善玉菌を含む食材・食品を積極的に取ったり、味の濃いものや油ものを減らす対策が必要です。

 

 

上記の3点で全てが解決するわけではないですが、実践することにより症状が緩和することは十分に期待できます。

 

喘息で悩まれている方は品川駅港南口にあるリフレ鍼灸整骨院にご連絡ください。

2021.8.16

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